60代でもお茶飲み友達とセックスを楽しむツーショットダイヤル愛好家さん(60歳・無職)にインタビュー

60代でもお茶飲み友達とセックスを楽しむツーショットダイヤル愛好家さん(60歳・無職)にインタビュー

紳一郎さん(60歳・男性・岐阜県・無職)への取材インタビューです。

テレコミでシニアのお茶飲み友達を作った紳一郎さん。異性の話し相手と、数十年ぶりのセックスで青春を取り戻したそうです。

取材メモ
プロフィール 紳一郎さん(60歳・男性・岐阜県・無職)
ツーショットダイヤルの頻度 週2~3回
時間帯 午前中~夕方
主な相手 60代前後の女性
よく使うサイト モモコ
道具 特にありません
やり方 聞き役に徹する
工夫した点 格安SIMを使う

60歳でテレコミを再開したきっかけ

ヒロシ:はじめに、紳一郎さんがテレコミを始めたエピソードを教えてください。

紳一郎さん:私の若い頃は、テレコミ全盛期でしたよ。公衆電話には必ずと言っていいほどピンクチラシが貼ってあり、ワンナイトラブをよく楽しんだものです。駅前のテレフォンクラブにもよく通いました。

ヒロシ:当時は、どのようにテレフォンクラブを楽しまれていましたか。

紳一郎さん:今はなくなってしまいましたが、繁華街の駅前には、大手のテレフォンクラブのネオンが輝いていました。今のようにスマホはありませんでしたから、テレクラの個室にある固定電話機で女性からの電話を取ったものです。当時はすぐに相手が見つかり、ホテルでワンナイトラブをよく楽しんだものです。

ヒロシ:その後、テレコミは継続されていたのですか。

紳一郎さん:いいえ。大学を卒業し、就職し、すぐに行かなくなったと思います。ほかに楽しみを見つけたのでしょう。私も結婚をして子供にも恵まれましたし、何十年も遠ざかっていました。

ヒロシ:そんな紳一郎さんが、なぜ60代でテレコミを再開したのですか。

紳一郎さん:50代に入った頃から、無性に異性の話し相手が欲しいと思うようになりました。勤めていた会社を退職し、仕事に追われなくなったのも一つの理由かもしれません。人と会話をする機会もなくなり、気が付けば一日中誰ともしゃべらない日もあったほどです。

ヒロシ:純粋に、話し相手が欲しかったのですね。

紳一郎さん:それと、昔のように女性とデートをしたいという想いもありましたね。年を取ると、女性と関わる機会もなくなりましたから。若い頃のように、ワンナイトラブで結ばれたいというよりも、純粋に初恋のような恋愛をまた味わいたい感覚です。

ヒロシ:60代前後で、異性のお茶飲み友達が欲しいという人は多いと聞きます。

紳一郎さん:そうですね。お茶飲み友達を作りたいという人は大勢いると思います。

ヒロシ:ちなみに、岐阜県のテレフォンクラブはなくなってしまったかと思いますが、現在はツーショットダイヤルを利用されますか。

紳一郎さん:そうです。私はスマートフォンを持っているので、昔のようにテレフォンクラブまで行く必要がなく、自宅から電話をかけられます。

ヒロシ:最近のテレクラは、女性からのコールは多いですか。

紳一郎さん:驚くほど多いですよ。昔のように、若い女性からの電話は入らないですが、40代、50代の女性はよく繋がります。私と同じか、それ以上のご年配の方もよく見かけます。

ヒロシ:ある意味で、テレクラの高齢化が、世代的にぴったりマッチしたのですね。

紳一郎さん:はい。あまり年の離れた若い人とは、会話ができないので、近い世代のシニア同士の方が気が楽です。若い人と出会っても、会話の輪に入れないですから。

シニアのツーショットダイヤルはこんな感じ

ヒロシ:実際、ツーショットダイヤルで女性と会話する内容は、どのようなものですか。

紳一郎さん:ごく普通の世間話が多いですよ。中高年になると、病気の悩みが増えます。みんな何かしらの薬を飲んで通院しているので、そんな情報交換が役立ちます。

ヒロシ:どちらかというと、聞き役になることが多いですか。

紳一郎さん:私から話題を振るというよりも、聞き役になることの方が多いですね。私も人の話を聞くのは嫌いではないので、苦にはならないです。

ヒロシ:ツーショットダイヤルと言えば、テレフォンセックスをする場でもあるかと思います。

紳一郎さん:そういう下の話はあまり出ないですよ。私もお相手も意欲はまだありますが、若者と違って減ってはきていると思います。

ヒロシ:ツーショットダイヤルで、偶然ランダムで繋がった相手と、連絡先を交換して直電をしたり、会ったりすることはありますか。

紳一郎さん:あまり多くはありませんが、意気投合すると、そういう話になります。

ヒロシ:連絡先をゲットするコツなどはありますか。

紳一郎さん:私から求めることはありません。私の場合、電話で話すだけでも気が紛れますし、楽しめますから。でも、お相手から求められたときは、電話番号を教えます。

ヒロシ:どのようなときに、連絡先を求められますか。

紳一郎さん:お相手も寂しいのではないでしょうか。私はとにかく聞き役に徹しているので、また話を聞いて欲しいと思った人は、連絡先を聞かれるのだと思います。

ヒロシ:ちなみに、ツーショットダイヤルは電話代もかかるかと思います。テレコミに使う課金額などは、どのように把握されていますか。

紳一郎さん:電話代がかかりすぎないように、節約していますよ。息子から教わった格安SIMというものを使っています。私の場合、電話を多くかける月と、そうでない月があるので、多く使いたい月だけ通話かけ放題を入れるようにしています。そうすると、何時間電話しても定額になりますし、使わない月の固定費も下がります。

ヒロシ:若者のように詳しいですね。

紳一郎さん:日経平均が4万円を超えたとはいえ、庶民の家計は厳しいですからね。

お茶飲み友達とのセックス事情

ヒロシ:テレコミを通じて出会った女性と、お茶飲み友達になり、セックスも経験されたそうです。

紳一郎さん:私も驚きました。異性の友達が欲しいとは常々思っていましたが、女性と交わることは一生ないと思っていたので。

ヒロシ:どのような経緯で、セックスまで至ったのでしょうか。

紳一郎さん:元々、よく電話をする仲だったので、文字通り、喫茶店でお茶を飲むようになるのも必然でした。地元はやや離れていましたが、お互いの近所まで通うのも昔を思い出すようでいい運動になりましたよ。

ヒロシ:外でデートするようになったのですね。

紳一郎さん:異性とのデートなんて何十年もしていませんでしたから、新鮮なものでした。外食も久しぶりにしましたよ。

ヒロシ:どちらから、セックスに誘いましたか。

紳一郎さん:お相手の女性は、未亡人の方でしたので、自然な流れで自宅に誘われ、夜を共にしました。お子さんやお孫さんは上京されたとのことで、一人暮らしが寂しいようでしたね。

ヒロシ:久しぶりのセックスは、いかがでしたか。

紳一郎さん:お恥ずかしい話、最後までする力はありませんでした。中折れと言うんですか。でも、裸で抱き合ったり、お互いの性器をマッサージするだけでも、至福の時間でした。

ヒロシ:長年、セックスをしていない中高年女性は、処女のようになってしまうと言います。

紳一郎さん:リハビリをするように、性器をマッサージし合うのがよいのではないでしょうか。

編集後記

今回は、50代で話し相手が欲しいと感じるようになり、60代に入ってからテレコミでセックスフレンドを作った紳一郎さんにお話を伺いました。

店舗数が減少しているテレクラですが、それが逆に、ツーショットダイヤルへの女性コールの増加に繋がっている事実が見えてきました。

特に、40代、50代、60代のシニア世代の女性は、異性の話し相手が欲しい、お茶飲み友達が欲しい、もう一度セックスしてみたい、という願望を秘めているのですね。

60代のセックスは、射精がゴールではありません。

むしろ、女性器にペニスを挿入することが目的ではなく、男女が裸で抱き合い、性器をマッサージし合うだけでも射精と同等かそれ以上の満足感を与えるものになるんですね。

紳一郎さんの言葉の中で、生きているうちにもう一回セックスしてみたい、というワードが印象的でした。

異性から性的に求められることがなくなるのは、虚しさや悲しさでしかありません。

世の中のほとんどの中高年女性が、セックスをしたい、セックス相手が欲しいと密かに願っているのですから、今のツーショットダイヤルはある意味で旬と言えるかもしれません。


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